Android Netrunner 雑多 1クリックは1クレジットか?

概要

例えば
Beanstalk Royalties (Core)》(コスト0 3クレジット獲得)と
Hedge Fund (Core)》(コスト5 9クレジット獲得)
どっちがお得?
とか
PAD Campaign (Core)》(コスト2 毎ターン開始時に1クレジット獲得)は
何ターン維持したらペイできるの?
とか考えるとき、1クリックの価値はいったいいくらなのか?について少し考えたのでメモしとくですよ


あ、大前提として1クリック=1カードって事にしてますよ
めんどくさいので

1クリック=1クレジット時代の考え方

例えば《Hedge Fund》を使う


このカードを使うと5クレジットが9クレジットになる訳だから
 「1クリックを4クレジットに変換する」
カードかな?
すげぇ費用対効果高いね!
 ↓
まてよ?このカード自体が消耗されてるわけだから
 「2クリック(1クリック+1カード)を4クレジットに変換する」
カード?
1クリックあたり2クレジットでしょ?
基本アクションが「1クリックを1クレジットに変換」だから、それでもまだまだ強いね!
 ↓
いやいや、コスト5を払ってるわけじゃん?したら
 「7クリック(1クリック+1カード+5クレジット)を9クレジットに変換する」
カードじゃない?
なんだよ1クリックあたり1.3クレジットくらいにしかなんないのかよ
今度使われたら「それ、一見1クリ4クレ交換に見えますけど、実際には1.3クレ程度の効率なんですよね〜」って言ってやろうぜ!

そんなばかなおれのへっじふぁんどちゃんがそんなにへなちょこいはずはない

ということで思いつくのが「1クリック≠1クレジット」なんじゃねという考え方
第一、基本アクションに「1クリック:1クレジットを得る」ってあるから「1クリック=1クレジット」だなんて安直すぎじゃないですか
実際、クレジット獲得するのに基本アクションだけで済ませてるなんてことあるわけないじゃないですか
「それ、一見1クリ4クレ交換うんぬん」なんて語尾に(震え声)付けずに言えるわけ無いじゃないですか
「俺も《Sure Gamble (Core)》使いたい…でも引かない…ぐぬぬ…」ってなるじゃないですか

じゃ実際のところ1クリックは何クレジットなのよ

っつーてもよくわかってねっす
デッキの中のクレジット出てくるカードの量やら質やらにも左右されるっす
大体1.4〜1.5クレくらいじゃねぇの?くらいしかわかんねっす


まぁそれでもカード間の比較位なら以下の感じで出来るんじゃないかなーと考えてます

(1) お金出すのに必要なカード枚数とクリック数を勘定する

クレジットは置いといて、必要となるカード枚数(普通1枚)とクリック数を数える
《Hedge Fund》みたいに使いきりなら2クリック(カード1枚とOperation実行で1クリック)
Private Contracts (Cyber Exodus)》みたいに「1回インストールしてレゾしてクレジットを積んどいてクリック毎に??クレジット獲得」みたいのなら、最大限利用した場合のクリック数(《Private Contracts》なら9クリック(カード1枚とインストール1クリック、ペイドアビリティ合計7回))
(ホントは「最大効率になるクリック数」って言いたいけど、大抵は使い切ったほうが最大効率なはずなので)

(2) お金出すのに必要なクレジットを勘定する

クリックとかカードとかは置いといて、そのカードを使うのに必要なクレジットを数える
Operationなら使用コスト(《Hedge Fund》なら5クレジット)
Assetならレゾコスト(《Private Contracts》なら3クレジット)

(3) 出てくるトータルお金を勘定する

何回クリックしようが何枚カード使おうが知ったこっちゃ無しに出てくる最大のクレジットを数える
《Hedge Fund》なら9クレジット
《Private Contracts》なら14クレジット

(4) 以下の式に当てはめてXを出す

X = (3) / ((1) + (2) / X)

Xについて解くと
 X = ( (3) - (2) ) / (1)

で出てきたXが「1クリック=Xクレジット」とした場合、そのカードを使った時に丁度ペイされる金額になるはず、たぶん、きっと
このXが大きい程、そのカードの費用対効果が高いってことになるはず


《Hedge Fund》なら
 X = (9 - 5) / 2
 X = 2


《Beanstalk Royalties》なら
 X = (3 - 0) / 2
 X = 1.5


《Private Contracts》なら
 X = (14 - 3) / 9
 X = 1.22…


やっぱおれのへっじふぁんどちゃんはさいこうだったわー

何回でも使える連中について考える

《PAD Campaign》
とか
Melange Mining Corp (Core)
みたいな天井知らずな連中については以下の考え方で「ペイするにはどんくらい使えばいいの?」を出します

(1) 基準となる1クリックあたりのクレジットを決める

まず「天井知らずじゃないカード」を決めて、さっきの式で1クリックあたりのクレジットを出す
《Hedge Fund》なら2
《Beanstalk Royalties》なら1.5
「カードになんかたよらねぇ!基本アクションだけで十分だ!」ってんなら1

(2) 1アクションで出てくるお金を勘定する

1回お金出したら幾ら出てくるの?を数える
《PAD Campaign》なら1
《Melange Mining Corp》なら7

(3) 1アクションにかかるクリック数を勘定する

1回お金出すのにどんだけクリック必要なの?を数える
《PAD Campaign》なら0
《Melange Mining Corp》なら3

(4) そのカードを使用可能にするまでにかかるクレジットを勘定する

大抵のばあいはレゾコストとか
《PAD Campaign》なら2
《Melange Mining Corp》なら1

(5) そのカードを使用可能にするまでにかかるクリックを勘定する

大抵はカード1枚分とインストール1回で2クリック

(6) 以下の式に当てはめてYを出す

(1) = (2)*Y / ( (3)*Y + (4) / (1) + (5) )

Yについて解くと
 Y = ( (4) + (5)*(1) ) / ( (2) - (3)*(1) )

で出てきたYが「そのカードをペイするのに必要な回数」となる


基準となる1クリックあたりのクレジットを2(《Hedge Fund》で算出)として


《PAD Campaign》なら
 Y = (2 + 2*2) / (1 - 0/2)
 Y = 6


《Melange Mining Corp》なら
 Y = (1 + 2*2) / (7 - 3/2)
 Y = 5


《Hedge Fund》基準としたら6回機動とか5回機動でようやくペイって、
やっぱおれのへっじふぁんどちゃんはさいこうだったわー


ちなみに基準となる1クリックあたりのクレジットを1.5(《Beanstalk Royalties》で算出)とすると


《PAD Campaign》なら
 Y = (2 + 2*1.5) / (1 - 0/1.5)
 Y = 5


《Melange Mining Corp》なら
 Y = (1 + 2*1.5) / (7 - 3/1.5)
 Y = 1.6

となった


どちらにしろ、《PAD Campaign》は大したこと無いってことが明確に!
いや、機動にクリックを必要としないってのは別の観点から見たらすげぇ重要なんだけどさ

そもそもクレジットをクリックに変換するって考え方がおかしいだろって考え方

クレジット払ってクレジット獲得するならそこで相殺すればいいじゃんって考え方
「X = ( (3) - (2) ) ÷ (1)」って式も、ちゃんと式の中で「出てくるお金 - 払うお金」って相殺してるじゃん!
算数ってすげぇな!まじ感動したわ!

ちょっとまって

ゲーム開始時に持ってる5クレジットはどこいっちゃったの?
あと、同じ理屈で「1クリック≠1カード」なんじゃないの?


いや、そうなんだけど山田の父はこれでも文系なのでもう脳みそぱっつんぱっつんなのですよ
勘弁してくださいよ

Q「ひょっとして暇ですか?」

A「ひょっとしなくても暇です」

そんなことどうでもいいからデッキレシピの一つでも晒せよ

ごもっともですごめんなさい